明度と彩度が重なって、色は無限に存在している。
例えばグリーン。
一般的に黄と青の真ん中にあると、ミドルグリーン。
黄色に近づけばライトやリーフ。
逆に青に傾けば、エメラルドやピーコックと呼ばれ、
ダークになればオリーブ、ビリジアンと。
色にはたくさんの名前が付けられていて、
日本にも、自然から取り入れた伝統色名がたくさんある。
グリーンってどんな色?そう尋ねたら、どんな答えが返ってくるだろう。
グリーンと聞いて、どんなことを思い描くだろう。
そんな難解な質問を投げかけた写真展が、この「10's Green」。
雑誌・広告の一線で活躍する
10人の女性フォトグラファーが撮り下ろした色のイメージ。
ひとつの色から、作家の方々が自由な発想と視点で
現代を写し出そうとするエキシビションです。
商業写真の分野に携わるフォトグラファーは、
企画を立てる人、構成を考える人、
そしてデザイナーやコピーライターなど大勢のスタッフとの関わり、
コミュニケーションを取りながら新しいイメージを作り上げている。
それは個人の表現というより、むしろ共同作業。
他者の意見をちゃんとくみ取り、それでいて自分ともしっかり向き合っていく。
プロのフォトグラファーとは、技術やセンスだけではなく、
相手を受け入れる懐の広さも条件のひとつになっている。
しかし、そんなフォトグラファーにもこの「10's Grren」は勝手は違うはずだ。
「どんな色?」「どんなことを思い描く?」禅問答じゃあるまいし、
こんな抽象的な問いかけにもかかわらず、
快く企画の承諾をしてくれた10人のフォトグラファーの方々は、
やはりただ者ではない。
セカンドステージでは、こころで感じたGreen。
表現にも生き方にも
それぞれの個性を大切にしているフォトグラファー10人のGreen。
今を生きる女性ならではのメッセージを、
ここ広尾で響かせてくれることになりそうだ。
(2009年2月 EMONフォトギャラリーディレクター 小松整司 )
参加フォトグラファー
市橋織江・丑番直子・大橋愛・奥村恵子・片柳沙織
加藤亜希子・筒井淳子・徳永彩・鳥巣佑有子・中島古英
|
EMONフォトギャラリー |
|
2009年3月27日(金)~4月25日(土) |
|
平日 11:00~19:00 |
オープニングレセプションパーティ
2009年3月27日(金) 18時より開催。入場フリー
開催中の写真グループ展「10's Green」を
3月27日写真展初日、毎日新聞に取材していただきました。
「10's Green」展
メインステージには、目に映る色彩で表現するGreen
セカンドステージでは、こころで感じたGreen
私は9点出品しています。
こちらはメインステージの作品です。
初日は18時よりオープニングレセプションパーティが開催されました。
レセプションでは10’s Greenにちなんだライムベースの限定カクテルや
グリーンにちなんだフードも登場しGreenな一夜となりましたよ。
沢山の方にお越しいただき大盛況でした。
ディレクター・デザイナー・フォトグラファー・編集者・写真関係者など
多くの同業・異業種の方々と出会い良い刺激を受けました。
声をかけてくださった皆さま、嬉しかったです。
開催中の「10's Green」展は作品の売上の一部を毎日新聞社主催
植樹キャンペーン「あすを植える『My MaiTree(マイマイツリー)』」に
寄付させていただき、全国で勧める植樹活動を応援しています。
お気に入りの写真はお家に連れて帰りましょう。
作品価格はギャラリースタッフまでお気軽にお問い合わせください。